電話やチラシでの勧誘には気をつけて

「無料回収」の業者を利用してトラブルに巻き込まれる方が増えています。電話やチラシで勧誘する業者には注意が必要です。本記事では悪徳業者の見極め方、トラブル対処法を紹介します。また、回収業者にはどのような資格が必要かにも触れていきます。

1.「なんでも回収」の記載はないですか?

不用品回収は法律で定められていて、「なんでも回収」できる業者はありません。気前がいいキャッチフレーズを掲げる業者ほど、違法回収業者である可能性が高いため注意してください。

法律上、無料回収できない不用品について

処分時に有害物質を放出する次の家電は、無料回収ができません。「エアコン」「テレビ」「冷蔵庫・冷凍庫」「洗濯機・乾燥機」は、リサイクル料を支払って処分をします。

家電リサイクル法対象品目

不用品回収業者が回収できない不用品について

人体に悪影響を及ぼすものは、回収業者でも回収ができません。爆発や引火の可能性がある危険物、感染リスクがある医療廃棄物が対象です。その他にも、普通の生活状態では不用品として処分しない生ごみ・汚物や、特殊なケースとしてタイヤ・石材なども回収ができません。

回収業者が回収できないもの

2.業者の保有する資格・許可はなんですか?

一般家庭から出る不用品を回収するには「一般廃棄物収集運搬業」もしくは「古物商許可」が必要です。特に、一般廃棄物収集運搬業は簡単に許可がおりません。一般家庭から不用品回収できる業者は、限られていることを知っておきましょう。

1)不用品回収・買取の業務形態と必要な資格・許可

不用品回収・買取の業務形態と必要な資格・許可

▼詳しくはこちらの記事をご確認ください。

3.業者名や連絡先、所在地は信頼できそうですか?

チラシに記載されている業者名、連絡先、所在地をまず確認しましょう。違法業者の中には、決められた営業場所や連絡先がありません。「社名が書かれていないトラック」で移動して、足がつかないようにしている可能性があります。

4.ホームページはありますか?

ホームページは、業者を見極める材料の一つです。所在地や連絡先の他にも「資格・許可の有無」「利用料金の詳細」などが詳しく掲載されています。

5.見積額、追加料金、オプションは明確ですか?

悪徳業者ほど見積書や追加料金などの金額設定が不明確です。「積んでみないと分からない」という業者には注意してください。

損害補償に加入していますか?

不用品回収で物損事故が起こらないという保証はありません。優良業者は損害補償に加入して、最悪のケースに備えていることが多いです。見積もり時に聞いてみましょう。

安易に依頼するとトラブルに巻き込まれることも…

悪徳業者は利益を出すために手段を選びません。安易に依頼をして、トラブルに巻き込まれてしまう事例も多数あります。

トラブルを避けるためには「十分な事前確認」が大切です。しかしながら、万が一トラブルに巻き込まれた場合には、一人で悩まずに警察や消費者生活センターに相談しましょう。

業者から高額な支払いを請求される

作業終了後に「積載量が増えた」「追加作業があった」などの理由で、見積書以上に高額請求をされる場合があります。作業前や見積もり時に、不明点があれば必ず確認してください。

支払いを拒否して恐喝される

高額の請求に支払を拒否すると「裁判を起こす」「口座から金をおろせ」と恐喝をされてしまうケースがあります。見積に不自然な点がないか、作業前に十分な確認を行ってください。また、作業同意書にサインをする前に、警察や消費者センターへ相談しましょう。

依頼を受けていないものまで回収する

回収量を増やして高額請求をしたい場合が当てはまります。高価な物は見えなくしたり、回収したいものだけを一箇所にまとめたりして対策してください。

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