トラックに積める量とは トラックの種類別に最大積載量や費用相場を解説

トラックに詰める量とは

不用品回収のトラックは、サイズが大きくなるほど料金が高くなります。限界まで荷物を積んで回収費用は安く抑えたいものです。そこで、本記事では無駄のないトラック選びをするために、各トラックの料金相場や積載量のルールについて触れていきます。

トラックに積める量とは

トラックに積み込みできる「最大積載量」は「車両総重量」-「車両重量」-「全乗員重量/定員×55kg」で計算できます。荷物を積むユニット、乗車人数などによって変わりますから、最大積載量は常に同じではないことを覚えておきましょう。

最大積載量とは

大型トラックの最大積載量

大型トラックは車両総重量11トン以上で、最大積載量6.5トン以上と決められています。積載できる荷物は一般的に10トン程度で、家一軒分の不用品回収が可能です。なお、車両総重量が20トンを超える場合には、道路管理者や警察等の許可が必要になります。

大型トラックの積載量

中型トラックの最大積載量

車両総重量が7.5〜11トン未満、最大積載量は4〜7.5トン程度の車が、中型トラックです。4トン・8トントラックが当てはまり、3LDK、4LDKの部屋サイズにも対応できます。利用料金は8万円以上が相場です。

小型トラックの最大積載量

車両総重量は3.5〜7.5トン未満、最大積載量は2~4.5トン程度の車が小型トラックです。扱いやすく、多くの回収業者で使用されています。2LDKの部屋サイズの回収に対応し、利用料金は3万〜8万円程度です。

小型トラックの積載量

軽トラックの最大積載量

軽トラックの最大積載重量は350kg程度と決して多くありません。ですが、狭い道でも簡単に入れ、1〜5万円程度と安く回収できる料金相場なのが特徴です。少量の不用品を回収する場合には重宝します。

小型トラックの積載量

トレーラーの最大積載量

運転席と荷台が独立している大型車がトレーラーで、最大積載量は20トン程度です。保有している回収業者は多くありませんが、大きな事業所の不用品回収には向いています。ただし、車両総重量が20トンを超える場合には道路保護のため、管轄自治体への申請が必要です。

トラックに荷物を積む際の注意点

最大積載量を守っていても、道路交通法違反になるケースがあります。ここでは、最大積載重量以外の積み荷のルールについても確認していきます。

軸重は10トン、輪荷重は5トンを超えない

道路保護の観点から、軸重・輪荷重が定められています。車軸/シャフトの中心にかかる負荷は10トン、車輪/タイヤにかかる負荷は5トンを超えてはいけません。

軸重・輪荷重

最遠軸距に応じた積載量を守る

最遠軸距/ホイールベースとは、前タイヤと後ろタイヤの長さです。大型車両や重量物を積載する車両は、最遠軸距に応じた積載量が決められています。ただし、車両総重量が20トンを超える場合には、特殊車両の許可が必要です。

最遠軸距

1)トラック全長・最遠軸距・車両総重量の関係

トラック全長 9m未満 9m以上 9m未満 9m以上11m未満 11m以上
最遠軸距 5.5m未満 5.5m以上7m未満 7m以上
車両総重量 20トン 20トン 22トン 20トン 22トン 25トン

トラックの積載量などに関する罰則

限度を超えて荷物を積む「過積載」の状態は、道路交通法違反です。違反時には2点~6点が減点され、3万~10万円以下の罰金が課せられる場合があります。依頼側が直接責任を問われることはありませんが、法律違反の片棒を担がないように注意してください。

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